皮脂と皮脂膜とバリア機能


皮膚には外からの細菌やウィルスなどが入り込まないようにバリア機能が働いています。
そのバリア機能はどのようにして出来ているのでしょうか

皮膚内部には皮膚を構成するモノだけではなく毛や汗を出す汗腺
皮脂を出す皮脂腺なども含まれているんです。

その皮脂線から皮脂が分泌されて汗と混ざって
皮膚の表面を保護してくれているんです。

皮脂が出来るまで

皮脂腺と呼ばれるモノは毛包の途中に房のようになって付いていてその中では基底膜に沿って基底細胞が一列に層を作ってます。
基底細胞が分裂して皮脂腺細胞が作られます。

そして、その皮脂腺細胞内に脂質を蓄えながら毛包に向かって移動し毛包内に到達すると蓄えてきた脂質を吐き出します。

皮膚表面に出てきた皮脂と汗腺からの汗で皮脂膜を作り
表面をコーティングして守ってくれるのです。

常在菌が守っている

皮脂をエサにして病原菌から皮膚を守ってくれるのが
常在菌と言われている表皮ブドウ球菌です。

表皮ブドウ球菌は皮脂を分解してオレイン酸や酢酸を作り
皮膚を弱酸性にしています。

他にも皮膚には黄色ブドウ球菌が存在していますが
表皮ブドウ球菌が弱酸性にしているので活動があまりできません。

しかし、皮脂の分泌が少なくなると皮膚はアルカリ性へと傾き
黄色ブドウ球菌が増えてバランスが崩れ、かゆみなどが発生します。

表皮ブドウ球菌
皮膚の表面
スタフィロコッカス・エピデルミディス菌(好気性菌)
毛穴の奥
プロピオバクテリウム・アクネス菌(嫌気性菌)

黄色ブドウ球菌
ミクロコッカス・アウレウス菌(黄色ブドウ球菌)

皮脂腺から分泌される皮脂!
その皮脂を分解して弱酸性にしている常在菌!

どちらも、無くてはならないものですが、過剰にあると
肌トラブルの元にもなります。