セラミドの種類と働き

細菌やウィルスなどの攻撃から皮膚を守ってくれるバリア機能が皮膚にはあります。
そのバリア機能を担う細胞間脂質の半分はセラミドなんです。

 

セラミドが減少すると、バリア機能が効かないだけではなく皮膚の水分が蒸発して乾燥してしまうのです。

皮膚の乾燥が原因でドラ イスキン、角化症、魚鱗鮮、老化乾皮症、アトピー性皮膚炎などになると言われています。

 

人間の皮膚の中でセラミドは生成されます。
その過程は、セラミドの素が、顆粒細胞から角化細胞に分化するときに細胞外に分泌され
そして細胞外で結合や加水分解などによってセラミドができます。

 

細胞間脂質はセラミド・脂肪酸・コレステロールからできていて
構造は脂質と水分が交互に重なるようにできています。
(この構造はラメラ構造と呼ばれています)

 

セラミドが減少するのはどんな状態の時なのでしょうか

 

加齢とともに皮膚代謝(ターンオーバー)が悪くなると
セラミドの生成も減少してきてしまうのです。

 

50代になってくると20代の頃半分以下になってしまうそうです。

 

セラミドの種類

天然セラミド

動物由来の天然セラミド(ビオセラミド・セレブロシド)
セレブロシドは、動物の脳、脊髄などから抽出して得られる天然セラミド成分です。

 

動物由来のセラミドは植物由来のセラミドよりも浸透性が優れていて、バリア機能を
高める効果があるといわれていますが、原料が高価なのが難点です。

植物由来のセラミドとうもろこし以外にも米・小麦・こんにゃく芋・酵母、大麦、米ぬか

 

植物由来のセラミドは動物由来に比べて安いのですが腸から吸収されないという欠点がありました。
なので、経口摂取では効果がないと考えられてきました。
その改善のために研究が進められているようです。

 

合成セラミド(ヒト型セラミド)天然型セラミド 活性型セラミド

(色々な呼び方をされています)
人間のセラミドと同じ構造に合成しています。
人間の皮膚内には色々な種類のセラミドが数%づつ存在していますが
番号のあるセラミドはその単一のセラミドです。

 

セラミド1・2・3・4・5・6・7とあります。
その中でも皮膚に必要なのは1・2・3・6

 

セラミド1
化学名
N-(27-オクタデカノイルオキシ-ヘプタコサノイル-)-フィトスフィンゴシン

皮膚が乾燥している方や老化を感じている方におすすめです。
保水力を強化してくれます。

セラミド2
化学名
N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン

皮膚に水分を保つ力が一番強いセラミドなので保湿効果がとても高いです。
髪がいたんでいる方にもおすすめ

セラミド3
化学名
N-ステアロイルフィトスフィンゴシン
N-リノレイルフィトスフィンゴシン
N-オレロイルフィトスフィンゴシン

シワを目立たなくしてくれます。
セラミド3とセラミド6が減少するから老化が進むと言われています。
アトピー皮膚炎の治療にも使われています。

セラミド6
化学名
N-2-ヒドロキシステアロイルフィトスフィンゴシン

角質が剥がれるのをスムーズにしてくれます。
シワを目立たなくしてくれます。
セラミド3とセラミド6が減少するから老化が進むと言われています。

疑似セラミド

(アミノ酸セラミド・ナノ化セラミドなどとも呼ばれています。)
セラミドに似せたものです。
ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)
スフィンゴリピッドE、セチルPGヒドロキシエチルパルタミド、
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド

ラウロイルグルタミン酸Na ←これは界面活性剤です。

 

減ってしまったセラミドを補給する方法は?

・食事から摂取する
・皮膚に塗る
・サプリメントを飲む

と補給する方法はあります。